品質管理(Total Quality Control略してTQC)といわれている。 このような品質活動を、日本ではTQCと呼んでいるが、国際的にはTQM(Total Quality Management)が一般化しているので日本においても1994年4月からTQCをTQMへ名称が変更された。 JIS Z 9901(IS08402)−1994においては、Quality Control(品質管理手法、狭義の品質管理) 品質要求事項を満たすために用いる実施技法及び活動 参考(1) 品質管理手法は、経済的な有効性を達成するための、品質ループのすべての段階におけるプロセスの監視及び不満足な結果の原因の除去の双方を目的とする実施技法及び活動を含む。 Quality Management(品質管理) 品質方針、目標及び責任を定め、それらを品質システムの中で品質計画、品質管理手法、品質保証及び品質改善などによって実施する全般的な経営機能のすべての活動 参考(1) 品質管理は全階層の管理者の責任であるが、最高位経営者が指導しなければならない。 その実施においては組織のすべての構成員が関与する。 (2) 品質管理においては経済的な側面に考慮を払う。 と定義されている。 Quality Managementの定義は、日本の品質管理の意味に近い。Quality Controlに該当する日本語は、「品質管理手法」とすればよく判る。 Total Quality Mamgement(総合的品質管理) 顧客の満足を通じての長期な成功、並びに組織の構成員及び社会の利益を目的とする、品質を中核とした、組織の構成員のすべての参画を基礎とする、組織の運営の方法 参考(1) 「構成員のすべて」という表現は、組織構造のすべての部門及びすべての階層を指す。 (2) 最高位経営者の協力でゆるぎないリーダーシップ、並びに組織の構成員のすべてに対する教育及び訓練が、この経営方法の成功に不可欠である。 (3) 総合的品質管理においては、品質という概念はすべての経営上の目標の達成に関連している。 (4) 「社会の利益」という概念は必要に応じて社会的要求事項を満たすことを意味する。 (5) TQMは時にはCWQC、TQCなどと呼ばれる。 と定義されている。 以上から品質管理の目的は、使用者の要求する品質を確保すること、すなわち品質保証をする 前ページ 目次へ 次ページ
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